授業名 | 卒業研究3(99PQ328) | 授業名(英) | Undergraduate Thesis 3 |
教員名 | 吉見 陽児 | ||
開講年度学期 | 2020年度 前期~後期 | ||
曜日時限 | 前期(集中講義)、後期(集中講義) | ||
開講学科 | 薬学部薬学科 |
単位 | 2.0 | 学年 | 6年 |
区分 | 卒業研究 | 課程 | 必修 |
概要 | 薬学・医療の進歩と改善に資するために、研究を遂行する意欲と問題発見・解決能力を身につけることを目的にする。5年次に引き続き、研究のプロセスを通して、知識や技能を総合的に活用して問題を解決する能力を培う。以下の到達目標を達成するため研究を実践する。1)研究課題に関する国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる。2)課題達成のために解決すべき問題点を抽出し、研究計画を立案する。3)研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる。4)研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する。5)研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる。6)研究成果を報告書や論文としてまとめる。学会発表や論文投稿を積極的に行う。 |
達成目標 | 卒業研究1及び2に示された達成目標を前提として、改めて以下の項目達成に向けて努力する: 1. 現象を客観的に捉える観察眼をもち、論理的に思考できる(G-(1)-3)。 2. 研究課題に関する国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる(G-(3)-1)。 3. 課題達成のために解決すべき問題点を抽出し、研究計画を立案する(G-(3)-2)。 4. 研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる(G-(3)-3)。 5. 研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する(G-(3)-4)。 6. 研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる(G-(3)-5)。 7. 研究成果を報告書や論文としてまとめることができる(G-(3)-6)。 ( )内はコアカリ番号 |
学習教育目標 | |
成績評価方法 | <概要> ①定期報告書の提出、②定期報告会での発表、③卒業研究発表会での口頭発表、④卒業論文の提出が求められる。これらの質と量を以下のように総合的に勘案して評価を行う。 <配点> ① 定期報告書 25 点 ② 定期報告会での発表 25 点 ③ 卒業研究発表会での口頭発表 25 点 ④ 卒業論文 25 点 合計100点 <評価方法> ①定期報告書、④卒業論文については、詳しく専門的な記述ができているかについて評価する。 それぞれの配点に以下の割合を乗じたものを評点とする。 100%:極めて良く書けている 80%:良く書けている 60%:要件を満たして書けている 40%:一部要件は欠けているが卒業論文として認められる 20%:卒業論文として不十分な内容である ②定期報告会での発表、③卒業研究発表会での口頭発表については、1) 知識/理解、2) 思考/探求、3) コミュニケーション、4) 視覚に訴える補助資料、5) プレゼンスキルの5項目について、それぞれ20点の配点として評価を行い合計点を求める。合計点を割合に換算し配点に乗じたものを評点とする。 最終的に各評点の合計点に応じて、 S:90~100点、A:80~89点、B:70~79点、C:60~69点、D:59点以下 不合格 のように評価を与える。 <その他> データの改ざん・ねつ造・剽窃・盗用には厳しいペナルティをもって対応する。 学会発表、論文投稿についは別途考慮する。 再試験:無 |
教科書 | |
参考書 | |
履修上の注意 | 薬品の取り扱いに注意し、怪我や事故のないよう努めること 身のまわりの整理整頓を心がけましょう |
授業計画 | 化学物質の新たな個性を見つける研究およびそのための方法論を探求します。 ある化学物質が生体内で特定の作用だけをすることはほとんどありません。例えば、睡眠薬としてつくられた薬ががんに効いたり、がんの薬が骨粗鬆症を改善するという例もあります。薬や毒を含む多くの化合物はすでに知られている生理活性とは別に未知の生理活性をもっていると考えられます。また、世界最大の化学物質データベースには1億数千万の化合物が登録されていますが、生理活性はよくわからないものばかりです。化学物質の多くの機能は眠ったまま見過ごされているといえます。化学物質のもつ知られていない活性を探索することは、化学物質に新たな情報(付加価値)を与え、新しい用途を生み出します。あるいは既存薬の新しい薬としての再活用や副作用を予測するといった場面で役立ちます。 以上の背景に沿った主として動物細胞を扱うテーマの中から適切なものが研究課題として与えられます。研究課題に取り組むことで薬学/生命科学の研究におけるさまざまな手技・手法および考え方が身に付けられます。ここでは特に、実験結果を適切にまとめ発表できるようになることに重点を置きます。 |
注意 |
- 教員: 吉見 陽児