授業名 | 卒業研究3(99PQ323) | 授業名(英) | Undergraduate Thesis 3 |
教員名 | 澁谷 典広 | ||
開講年度学期 | 2020年度 前期~後期 | ||
曜日時限 | 前期(集中講義)、後期(集中講義) | ||
開講学科 | 薬学部薬学科 |
単位 | 2.0 | 学年 | 6年 |
区分 | 卒業研究 | 課程 | 必修 |
概要 | 薬学・医療の進歩と改善に資するために、研究を遂行する意欲と問題発見・解決能力を身につけることを目的にする。5年次に引き続き、研究のプロセスを通して、知識や技能を総合的に活用して問題を解決する能力を培う。以下の到達目標を達成するため研究を実践する。1)研究課題に関する国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる。2)課題達成のために解決すべき問題点を抽出し、研究計画を立案する。3)研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる。4)研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する。5)研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる。6)研究成果を報告書や論文としてまとめる。学会発表や論文投稿を積極的に行う。 |
達成目標 | 1. 研究課題に関する国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる(G-(3)-1) 2. 課題達成のために解決すべき問題点を抽出し、研究計画を立案する(G-(3)-2) 3. 研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる(G-(3)-3) 4. 研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する(G-(3)-4) 5. 研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる(G-(3)-5) 6. 研究成果を報告書や論文としてまとめる。学会発表や論文投稿を積極的に行う(G-(3)-6) |
学習教育目標 | |
成績評価方法 | 5年次に引き続き、日頃の実験や打合せ、報告会を含めて教員が指示した研究活動に参加することが前提である。正当な理由がない限り欠席や遅刻は認められない。 以下に示す項目をもとにして総合的に評価する(合計100点)。総合評価点が60点以上に達したものを合格とする。成績評価は、大学及び学部が定める成績評価基準によって行う。60点に達しなかったものを不合格とする。 1. 各自の研究課題に関して国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる(10点)。 2. 各自の研究課題を達成するために、周知の事実と解決すべき問題点とを区別し、研究計画を立案できる(10点)。 3. 立案した研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる(20点)。 4. 研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する(15点)。 5. 打合せや報告会等において、進捗状況や研究成果を適切に伝えることができる(10点)。 6. 研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる(15点)。 7. 研究成果を報告書や卒業論文としてまとめる。また、学会発表や論文投稿を積極的に行う(20点)。 |
教科書 | 定めない |
参考書 | 各研究課題に応じて参考書や関連資料を指示する。 |
履修上の注意 | 実験動物を扱う予定であり、動物アレルギーなど卒業研究を行う上で不安がある場合や特別な配慮が必要な場合は予め相談すること。 |
授業計画 | 本研究室では、生理活性物質としての硫化水素(H2S)やポリサルファイド(H2Sn)を研究している。H2Sには神経伝達を調節するはたらきや血圧を調節するはたらきなど生体にとって有益な作用が見つかっており、最近ではポリサルファイド(H2Sn)がH2Sよりも強力な作用があることも明らかとなりつつある。H2SやH2Snが生体内でどのような役割を果たしているのか、また、どのように産生されているのか、といった問いに対して答えを見つけていく。 卒業研究の最終年度では、それまでに修得した事項を踏まえ、以下の基本的事項を修得する。 1. 研究課題を推進するための基本的事項(実験結果の解釈、解決すべき問題点の抽出、新たな実験計画の立案、計画に沿った研究の推進、進捗状況のセルフチェック、実験結果のまとめ方、国内外の研究動向の把握など) 2. 研究成果を発信するための基本的事項(卒業研究のまとめ方、学会発表など) |
注意 | 卒業研究も終盤に向かいます。研究室での学びの集大成として、最後まで責任をもって納得のいく形で成果をまとめ上げられるように努めてください。研究活動で学ぶ範囲は、「薬剤師として求められる基本的な資質」と密接に結びついています。 |
- 教員: 澁谷 典広