授業名 | 卒業研究3(99PQ318) | 授業名(英) | Experiment on Analytical Science 3 |
教員名 | 和田 光弘 | ||
開講年度学期 | 2020年度 前期~後期 | ||
曜日時限 | 前期(集中講義)、後期(集中講義) | ||
開講学科 | 薬学部薬学科 |
単位 | 2.0 | 学年 | 6年 |
区分 | 卒業研究 | 課程 | 必修 |
概要 | 薬学・医療の進歩と改善に資するために、研究を遂行する意欲と問題発見・解決能力を身につける。研究マインドをもって生涯にわたり医療に貢献するために、薬学における研究の位置づけを理解する。そのため研究の位置づけに関わる4つの到達目標を学習する。G-(1)-1~-4 1. 基礎から臨床に至る研究の目的と役割について説明できる 2.研究には自立性と独立性が求められる 3.現象を客観的に捉える観察眼を持ち、倫理的に思考できる 4.新たな課題にチャレンジする創造的精神を養う また、研究に必要な法規範と倫理に関して以下の3つの到達目標を学習する。G-(2)-1~-3 1.自らが実施する研究に係る法令、指針について概説できる 2.研究の実施、患者情報の取扱いにおいて配慮すべき事項について説明できる 3.正義性、社会性、誠実性に配慮し、法規範を順守して研究に取り組む その上で、研究のプロセスを通して、知識や技能を総合的に活用して問題を解決する能力を培う。特に研究倫理を十分理解してから取り組むことが求められる。 研究の実践に関わる6つの到達目標G-(3)-1~-6 1)研究課題に関する国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる。 2)課題達成のために解決すべき問題点を抽出し、研究計画を立案する。 3)研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる。 4)研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する。 5)研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる。 6)研究成果を報告書や論文としてまとめる。学会発表や論文投稿を積極的に行う。 のうち卒業研究3では1)~6)を重点的に修得する。 |
達成目標 | 1)研究課題に関する国内外の研究成果を調査し、読解、評価できる。 2)課題達成のために解決すべき問題点を抽出し、研究計画を立案する。 3)研究計画に沿って、意欲的に研究を実施できる。 4)研究の各プロセスを適切に記録し、結果を考察する。 5)研究成果の効果的なプレゼンテーションを行い、適切な質疑応答ができる。 6)研究成果を報告書や論文としてまとめる。学会発表や論文投稿を積極的に行う。 |
学習教育目標 | |
成績評価方法 | 以下に示す項目で判定し(合計100点)、総合成績の60%以上を満たしたものを合格とする。成績評価は大学及び学部が定める成績評価基準によって行う。達成目標の60%に達しなかった者を不合格とする。 具体的には、 1)研究テーマの内容と目的、独創性について説明できる(5点) 2)学術論文の内容が正しく理解し、内容を的確に要約し、説明および関連する質問を理解し、適切に回答できるできる(5点) 4) 計画に沿って正しく実験を遂行できる(10点) 5)実験により得られたデータを整理し、まとめることができる(10点) 6) まとめた結果を考察し、改善策を提案できる(10点) 7) 研究成果をまとめ、発表を行い、的確な質疑応答能力を養う(30点) 8)研究成果を論文にまとめる(30点) これらは年2回の研究発表会および定期的に開催するセミナーで評価する。 各項目における判断基準は以下の通り: ・極めて良く理解している(できる):配点の100% ・良く理解している(できる):配点の80% ・理解している(できる):配点の60%(標準) ・やや理解に欠ける(できない):配点の40% ・かなり理解に欠ける(できない):配点の20% |
教科書 | 学部で使用した分析関連科目で使用した教科書のほかに、個人の研究テーマに関連する学術論文および総説 |
参考書 | |
履修上の注意 | 卒業研究2を履修していること。 |
授業計画 | 英語で書かれた原著論文などの読解を行い、要約して報告し、質疑応答を行う。 1)研究に関する原著論文を1報選び、要約して発表し、質疑応答を行う。(1) 2)研究に関する原著論文を10報選び、テーマに沿って要約して発表し、質疑応答を行う。(1) 立案した実験計画をにそって実験を行い、得られた結果をまとめ、考察する。 3)立案した実験計画をにそって実験を遂行する。 4)データを正しく記録し、まとめる。 5)まとめたデータを考察する。 6)考察に沿って、新たに問題点を発見する。 7)問題解決のための実験を提案する。 8)研究成果をまとめ、発表を行い、質疑応答する。 9)研究成果を論文にまとめる。 |
注意 | 指導教員の定めた時間帯に、指導教員の指示・指導した内容について環境保全・労働安全の観点から適切に対応することを前提とする。研究に取り組む姿勢を重視する。実験報告会や論文紹介を含め正当な理由のない欠席及び遅刻は厳禁。 |
- 教員: 和田 光弘