授業名環境と健康2(99P4306)授業名(英)Environment and Health 2
教員名立花 研,福島 聡
開講年度学期2020年度 前期
曜日時限火曜3限、木曜2限
開講学科薬学部薬学科

単位2.0学年3年
区分専門科目課程必修

概要 わが国は四大公害に代表されるように、環境汚染により重篤な健康被害が発生した過去をもつ。近年では、人類が生活の豊かさと利便性を追求した結果、様々な地球規模の環境問題が生じ、ヒトの健康へも影響することが明らかとなってきている。ヒトが健康な生活を営む上で、地球生態系や生活環境の保全・維持は重要である。本科目ではより良い環境の維持に貢献できるようになるため、地球生態系や生活環境と健康に関わる基本的知識を修得する。
 ヒトが環境中における物質やエネルギーの循環を介して地球生態系の一員となっていることを理解し、生活環境の維持の重要性と近年問題となっている地球規模の環境問題と健康との関わりを学ぶ。また、ヒトが生命活動を営む上で欠かせない上水・下水の浄化法および試験法、大気汚染物質の健康影響と測定法、室内環境と健康の関係および室内環境を評価するための主な指標を学ぶ。さらに、廃棄物(一般廃棄物、産業廃棄物、医療廃棄物)の処理方法について学び、その問題点と健康や生活環境への影響について理解する。
 第1回~第7回・第13回~第15回は立花が、第9回~第12回は福島が担当する。
達成目標地球生態系や生活環境と健康との関わりにおける基本的知識に関する以下の項目の習得を目標とする。

【地球環境と生態系】
1. 地球規模の環境問題の成因、人に与える影響について説明できる。
2. 生態系の構成員を列挙し、その特徴と相互関係を説明できる。
3. 化学物質の環境内動態(生物濃縮など)について例を挙げて説明できる。
4. 地球環境の保全に関する国際的な取り組みについて説明できる。

【水環境】
1. 原水の種類を挙げ、特徴を説明できる。
2. 水の浄化法・塩素処理および水道水の水質基準の主な項目を理解・説明できる。
3. 下水処理および排水処理の主な方法および水質汚濁の主な指標を理解・説明できる。
4. 富栄養化の原因とそれによってもたらされる問題点を挙げ、対策を説明できる。

【大気環境】
1. 主な大気汚染物質を列挙し、その推移と発生源、健康影響について説明できる。
2. 大気汚染に影響する気象要因を概説できる。

【室内環境】
1. 室内環境を評価するための代表的な指標を列挙できる。
2. 室内環境と健康との関係について説明できる。

【環境保全と法的規制】
1. 典型七公害とその現状、および四大公害について説明できる。
2. 環境基本法の理念を説明できる。
3. 環境汚染を防止するための法規制について説明できる。

【廃棄物】
1. 廃棄物の種類と処理方法を列挙できる。
2. 廃棄物処理の問題点を列挙し、その対策を説明できる。
3. マニフェスト制度について説明できる。
学習教育目標
成績評価方法3分の2以上の出席を満たした者が成績評価の対象となる。到達度確認と期末試験の合計点(100点に換算)により判定する。
◎ 到達度確認:25点
◎ 定期試験:75点

 評価点が60点以上に達したものを合格とする。成績評価は大学及び学部が定める成績評価基準によって行う。評価点が60点に達しなかった者は再試験を1回だけ行い、60点以上に達したものを合格とする(大学及び学部が定める成績評価基準により、C評価:60点とする)。なお、再試験の試験範囲は第1回~第15回までのすべての項目とする。"
教科書衛生薬学 基礎・予防・臨床 改訂第2版(今井浩孝、小椋康光 編:南江堂)
また、必要に応じて適宜資料を配布する。
参考書・スタンダード薬学シリーズⅡ-5 衛生薬学 健康と環境(日本薬学会 編:東京化学同人)
・コンパス衛生薬学 -健康と環境- 改訂第2版(鍜冶利幸、佐藤雅彦 編:南江堂)
・必携・衛生試験法 第2版(日本薬学会 編:金原出版)
・学校薬剤師のための学校環境衛生試験法(日本薬学会、日本薬剤師会 編:金原出版)
履修上の注意 本科目で学ぶ内容は多岐にわたり量も多いため、こまめな予習・復習が講義内容の深い理解・定着に非常に重要になる。本科目の特徴として、環境中に存在し健康や環境に影響を及ぼす様々な有害物質や汚染物質などの指標とその測定法を学ぶ。その習得のためには、それぞれの有害物質・汚染物質の性質の理解はもとより、分析法の原理や特徴を理解する必要がある。したがって、あらかじめ分析科学関連の講義や実習で習得した分析法に関する基本的知識を復習しておくことを推奨する。また、有害物質・汚染物質による環境破壊や健康影響を防止するための法的規制について学ぶが、それぞれの有害物質・汚染物質がどのような性質を持ち、どのような機序で環境破壊や健康影響を引き起こすかについて理解した上で、各々の規制の意味や重要性を理解するように努めてほしい。

授業計画

注意 各講義の3~7日前を目途に講義で使用する資料をMoodle上にアップロードするので、各自でダウンロードし、印刷体あるいはPC・タブレット等で内容をあらかじめ確認しておくこと。

 講義では適宜資料を配布するが、講義中の口頭説明のメモを徹底するとよりよい学習が可能となる。自己学習(予習と復習)の際はノートや資料の「行間・余白」に自分の言葉にしたメモを書き込み、理解を深める努力をしてほしい。文部科学省では「1単位の授業科目を45時間の学習を必要とする内容を持って構成することを標準とする」と定めている。本科目の講義は2単位分であり、90時間の学習を要するが、1.5時間×15回では90時間に達しない。これは90時間全てを講義で学ぶのではなく、各々の課題に合わせた自己学習の時間を設ける狙いがある。よって予習・復習による十分な学習時間を確保することを推奨する。

 不明な点やわからないことがあれば、随時対応するので遠慮なく担当教員に尋ねること。オンライン講義対応のため、質問などについてはメールで受け付ける。【メールアドレス】立花:k_tachibana@rs.socu.ac.jp、福島:fukushima-s@rs.socu.ac.jp

 講義の日程・順番・内容などについては、講義の進行度などによって変更することがある。その際は、教員から適宜指示を行う。



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