授業名 | 教育相談の基礎と方法(99FT317) | 授業名(英) | Basics and Methods of Educational Counseling |
教員名 | 福田 みのり | ||
開講年度学期 | 2020年度 前期 | ||
曜日時限 | 水曜1限、木曜3限 | ||
開講学科 | 工学部 応用化学科 |
単位 | 2.0 | 学年 | 3年 |
区分 | 教職課程 【科目】 道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 【施行規則に定める科目区分又は事項等】 教育相談(カウンセリングに関する基礎的な知識を含む。)の理論及び方法 | 課程 |
概要 | 教育相談の意義について理解した上で、教育相談を行う上で必要となる人格、アセスメント方法、カウンセリングの理論と方法等についての心理学的知識を講義及びロールプレイにより学ぶ。さらに、学校現場でおきている諸問題に関する実際を知り、事例を通して理解を深め対応についてディスカッションを行い考えていく。 【実務経験教員による授業】 本科目の担当教員である福田みのりは、平成13年9月より川西市子どもの人権オンブズパーソン調査相談専門員として、18歳までの子どもに関する相談を子ども、保護者、学校教員等から広く受けつけ、支援してきた経験を持つ。この経験をもとに、特に教育・学校現場における諸問題の実際について講義をし、事例をとりあげながらディスカッションやロールプレイを行う。 |
達成目標 | 教育相談の意義について理解した上で、教育相談を行う上必要となる心理学的知識を身につける。さらに、教育相談の方法について理解し、それらの知識と方法を用いて実際の学校現場でおきている諸問題に対応することができることを目的とする。具体的目標は以下のとおりとする。 1.教育相談の意義と課題について述べることができる。 2.パーソナリティ、心理学的アセスメントの概要について説明できる。 3. カウンセリングの技法を理解し、用いることができる。 4.教育相談に関わる現状を把握し、その課題にどのように対応できるか自分なりに考えることができる。 |
学習教育目標 | |
成績評価方法 | 達成目標事項について、演習・小問(30点)、レポート(70点)の合計に応じて以下のように評価を与える。 S:90~100点、A:80~89点、B:70~79点、C:60~69点、D:59点以下不合格 演習・小問については毎回の授業で提出するコメントカードへや随時行うディスカッションやロールプレイへの取組で測定する。 |
教科書 | 毎回の授業レジュメを配布する。 |
参考書 | 加藤伸司・山口利勝(編著)2010 『心理学理論と心理的支援』ミネルヴァ書房 その他適宜紹介する。 |
履修上の注意 | 特になし |
授業計画 | 【授業外学習の課題】 日頃から教育現場の現状や課題に関するニュースに関心を持つこと。また、授業中に新しく出てくる心理学の用語について自分で調べること。自分のコミュニケーションの在り様について意識するよう努めること。 第1回:ガイダンス(授業の進めかた)・教育相談とは(教育相談の意義) 第2回:パーソナリティの理解:類型論と特性論,防衛機制,個人と集団 第3回:心理学的アセスメント:発達検査,知能検査,人格検査 第4回:心理学的アセスメント:観察法・面接法 第5回:カウンセリングの理論 第6回:カウンセリングの技法(ロールプレイを含む):受容,傾聴,共感的理解 第7回:カウンセリングとソーシャルワークの関係,学校と現代社会 第8回:不登校の理解と対応 第9回:心身症・自傷行為の理解と対応 第10回:いじめの理解と対応 第11回:非行問題に対する理解と対応 第12回:発達障害の理解と対応 第13回:保護者の理解と家庭支援の重要性 第14回:学校内外における連携と協働:スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー, 生徒指導担当教諭,養護教諭,児童相談所,児童養護施設,児童自立支援施設, 適応指導教室,少年鑑別所 等 第15回:教育相談の意義と課題(まとめ) 第16回:期末レポート 特に達成目標の1及び4を測定する内容のレポートを課す |
注意 | グループディスカッションやロールプレイなどを行うので遅刻、欠席をしないこと。 |
- 教員: 福田 みのり