授業名 | 生徒・進路指導論(99FT316) | 授業名(英) | Guidance and Counseling |
教員名 | 菅井 悟 | ||
開講年度学期 | 2020年度 後期 | ||
曜日時限 | 集中講義 | ||
開講学科 | 工学部 応用化学科 |
単位 | 2.0 | 学年 | 3年 |
区分 | 教職課程 【科目】 道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 【施行規則に定める科目区分又は事項等】 生徒指導の理論及び方法 進路指導及びキャリア教育の理論及び方法 | 課程 |
概要 | 本授業では、生徒指導や進路指導の意義や取り組み等についてキャリア教育の視点を踏まえ、学校心理学や教育カウンセリングの理論を基盤に,暴力、いじめ、不登校、児童虐待等の生徒指導や進路指導の上の諸課題に関する実態と予防・解決法に関して、多様な学校現場での実践事例を交えて理解を図ります。また、学習指導要領での生徒指導の位置づけやいじめ・不登校・生徒懲戒等に関する重要関係法規、生徒指導を実践する上での教員のコンプライアンス(法令遵守)の基礎を学習します。さらに、進路指導やキャリア教育の充実のための教育活動の進め方、評価・改善、ガイダンスやカウンセリング、組織的な取り組みについて学習します。 『生徒指導提要』や『「キャリア教育の手引き』など、文部科学省や地方自治体での生徒指導や進路指導・キャリア教育関連の施策、調査データ、ガイドブック等を活用しながら、実践的理解を深めていきます。授業は、受講生の事前の調べ学習によるアクティブ・ラーニングを基礎に、ICTを活用したプレゼンテーションを交えて、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の育成を図ります。 |
達成目標 | 生徒指導及び進路指導上の諸課題に対する正しい捉え方ができ、キャリア形成の視点から適切な対応方法を身につけることができる。 |
学習教育目標 | (1)生徒指導や進路指導・キャリア教育の意義や原理を理解することができる。 (2)生徒指導や進路指導・キャリア教育の考え方と指導の在り方を理解することができるようになる。 (3)生徒の抱える個別の生徒指導や進路指導・キャリア教育上の諸課題に向き合う指導の考え方とあり方を理解することができる。 (4)生徒指導や進路指導・キャリア教育の適切な指導原理や対応方法が修得できるようになる。 (5)生徒指導や進路指導・キャリア教育を組織的に取り組むために必要な技能や素養を身につけることができる。 |
成績評価方法 | 試験 60 レポート 演習・小問 40 参加姿勢 達成目標事項についての演習・小問及び定期試験を行い、その成績の合計に応じて以下のように評価します。 S:90~100点 到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている。 A:80~89点 到達目標を十分に達成している。 B:70~79点 到達目標を達成している。 C:60~69点 到達目標を最低限達成している。 D:59点以下 到達目標を達成していない。不合格 |
教科書 | 文部科学省(最新版) 『生徒指導提要』 教育図書 |
参考書 | 授業時に関連する補足資料や要点整理等を配付します。 ・中学校学習指導要領(2017)、 ・高等学校学習指導要領(2018)、 ・中学校学習指導要領解説道徳編(2008) ・中学校学習指導要領解説特別活動編(2017) ・国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター「キャリア教育」資料集 -文部科学省・国立教育政策研究所-研究・報告書・手引編 平成24年度版 (2013) |
履修上の注意 | 各回ごとに準備学習・復習を指示しているので「授業計画」を参照してください。 配布された資料は、整理・保存し、毎時持参してください。 |
授業計画 | 第1回 生徒指導の意義と原理 (1)生徒指導の意義と課題 (2)生徒指導の方法原理 第2回 教育課程と生徒指導 (1)教育課程における生徒指導の位置づけ (2)教科・特別活動・総合的な学習の時間・道徳との関連 第3回生徒指導と教育相談 (1)学校における教育相談の意義と目的 (2)教育相談体制の構築と教育相談の進め方 第4 回 全校的な生徒指導体制 (1)生徒指導の組織と協働のシステムづくり (2)家庭や専門機関等との連携の在り方 第5 回 個別の課題を抱える生徒の指導〔1〕 (1)いじめの定義と実態(ネットいじめを含む) (2)「いじめ防止対策推進法」と「いじめ防止基本方針」 第6 回 個別の課題を抱える生徒の指導〔2〕 (1)いじめの早期発見と早期対応 (2)いじめのない集団づくり 第7 回 個別の課題を抱える生徒の指導〔3〕 (1)小・中・高における不登校の実態と課題 (2)不登校生徒と社会的自立のための取り組み 第8 回 個別の課題を抱える生徒の指導〔4〕 (1)児童虐待の実態と虐待の定義 (2)児童虐待の防止等に関する法律と対応策 第9 回 個別の課題を抱える生徒の指導〔5〕 (1)問題行動の実態 (薬物乱用、暴力等) (2)規範意識の醸成と規律指導 第10 回 個別の課題を抱える生徒の指導〔6〕 (1)インターネット利用に関する課題 (2)ネット依存への対応 第11 回 生徒指導における法制度 (1)校則・懲戒 ・体罰 (2)少年法と非行少年の処遇 第12回 進路指導・キャリア教育の意義と課題 (1)進路教育・キャリア教育のねらいと課題 (2)キャリア教育の視点と指導の在り方 第13回 インターンシップとカリキュラム・マネジメント (1)インターンシップの意義と効果 (2)インターンシップ充実のためのカリキュラム・マネジメント 第14回 個に応じたキャリアカウンセリング (1)キャリアガイダンスとキャリアカウンセリング (2)キャリアカウンセリングの進め方 第15回 高等学校におけるキャリア教育の実践 (1)理科を通したキャリア教育 (2)特別活動を通したキャリア教育 第16回 定期試験 |
注意 |